目を背けた先。

とある大学生が雑多なことを書いています。目を背けたっていいよね。だって、Moratoriumだもの。

オリーブオイルを作ってみた。そして食べてみた。

 
オリーブオイル、食べたことありますか?
 
ありますよね。
 
オリーブオイルって、どうやって作られてるのか知っていますか?
 
なんとなく、オリーブを絞ってなんやらかんやらしたら油が取れるんだろうな、と思いますよね。
でも、なんやらかんやらって、何をしたらいいんでしょう??
 
 
というわけで、自家製オリーブオイルを作ってみました!

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オリーブは当然、オリーブからできています。
なので、オリーブを収穫することから始まりです。
 
オリーブは木にこんな感じでなっています。
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一つ一つ摘まみ採っていきますが、なかなかめんどくさいです。
農家の方々はこんなにちまちまとした作業をしているのか疑問に思いました。
 
そこで、少し調べてみると、
いわゆるオリーブ農家の方は、下にシートを広げて、木を思いっきり揺らして実を落としてから、それを集める…というやり方があるみたいです。
また、他に、熊手のようなもので枝から実や葉を落としていく方法などもあるようです。
 
 
オリーブは少し高いところにたくさん実がなります。
僕の身長は低い方ではないのですが、なかなか届かなかいので木に登って採ったり、木に一人がぶら下がって、木をたわめて届くようにしたりもしました。
 
採ったものは一旦ボウルに集めます。
 
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実際はこの量ではなく、この5倍以上の量は収穫しました。
今回は、少し季節が遅いこともあり、ほぼ全てのオリーブが紫色になっていました。
紫色のオリーブから作ったオリーブオイルと緑色のオリーブから作ったオリーブオイルは色や風味が違い、緑の実からのオイルは緑がかっており、紫になるにつれて濃い黄色(黄金色)になっていくようです。
 
今回は、黄金色のオリーブオイルを目指します。
 
 
次に、実を洗います。
この時に葉や枝などもできる限り省いておきます。
 
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そのあと、実をジップロックに入れます。
下の写真に写している量よりももっと多くても大丈夫です。
 
この状態で、実を潰します。紫のものは指で簡単に潰れますが、緑色のものはなかなか硬く潰れません。潰す時は、種を実から出すことを目安に、一粒一粒つぶしました。 
オリーブの種は尖っているので、強く押しつけると袋が簡単に破れてしまいます。
そうならないように優しく、かつ丁寧に潰していきます。
 
 
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潰してから、1時間ほど揉みます。
組織にある油が、揉まれることで組織がこわれ分離します。
焦らずにひたすらに揉み続けることが重要です。
揉んで揉んで揉んで…
揉んで揉んで揉んで…。
 
正直、少し気持ちいいです。
 
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その後、油を絞ります。
今回はキッチンペーパーのようなものを使用しましたが、袋状ではないので少し使いにくかったです。
100円均一で揃えるのであれば、台所の三角コーナー用の袋のようなものが使いやすいかもしれません。
正直、やってないのでできるかどうかは知りませんが…。
 
結構、汁は限界を感じてからも出るので、諦めずに力強く絞り続けてください。
手がテカテカになるのが嫌であればゴム手袋を使ってもいいかもしれません。
こんな機会もないので、手で絞るのもいい体験でしたが。
 
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この時点で、油が結構浮いています。この絞ったものを簡単に濾過して果汁と油の混合体を作ります。
絞ったものの匂いは、少し青リンゴのような酸っぱくて少しえぐい匂いと、オリーブオイルの匂いが混じったような匂いです。
 
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これを、一晩以上置くと、果汁と油が明確に分離してきます。この時、冷蔵庫などに入れてしまうとオリーブが固まってしまようなので、常温です。
冷やしてしまうと風味が落ちるとも書いてありました。
色がきれいに分かれるのは、紫色の色素であるアントシアニンが水溶性なので果汁の部分に溶け込むためです。
 
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この状態から、上の油だけをすくいます。
この時にすでに香りは正真正銘、オリーブオイルの匂いです。
スプーンではすくいにくいので、小さなおたまのようなものを100円均一で買ってきました。
 
 
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すくってみると、素晴らしい黄金色のオリーブオイルが!
なかなか感動の一瞬です。
 
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写真は少し使った後なので、もう少し実際は取れます。
下の層はえぐいので、できるだけ混じらないように細心の注意を払います。
さて、いよいよ実食です!
 
まずは前菜。
 
トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ
作り方はかんたん。
切ったトマトにチーズをのせて、オリーブオイルと塩を少々、黒胡椒を少々かければ完成です。
 
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食べてみると、オリーブの香りを感じられ、なかなか美味しかったです。
トマトが苦手だった後輩もたべれてました。
 
オリーブオイルは主役ではないので、こういったシンプルな料理ほど味がわかるってもんですね。
 
(後日、この写真を友人に見せたところ、シソを乗せるとなお美味しいらしいです。)
 
 
 
 
次に、たらこにオリーブオイルをかけてみました。
これも少し胡椒を。
 とってもシンプルなんですが、まろやかさが増して、いいおつまみという感じでした。
なかなかやみつきになる逸品。 
 
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そして、次にあじの和風カルパッチョもつくりました。
(あじの刺身にオリーブオイル、塩、胡椒、醤油を少しかけるだけ。)
これ、本当に美味で、ばくばくとお箸が進んでしまい、
あろうことか写真を撮り忘れてしましました。
 
これも、魚嫌いの後輩が克服できるほどのクオリティでした。
 
 
 
そして、お待ちかねの炭水化物。
パスタです。
パスタは2種類つくりました。
一つはたらこスパ
オリーブオイルを絡めたスパゲッティにたらこをのせて混ぜて、
その後すこし醤油をかけ、シソを乗せれば完成です。
 
もう一つはシンプルに、
オリーブオイル、塩、胡椒だけのスパゲッティ。
なんというか、これだけで十分な美味しさでした。
 
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このあともオリーブオイルを大福にかけたり、雪見大福にかけたりもしましたが、
オリーブオイルが足りず、あんこやアイスのあじに負けてしまったので、
次回からはもっとたっぷりとかけようと思います。
 
 
あー、美味しかった。楽しかった。 
 
では!