目を背けた先。

とある大学生が雑多なことを書いています。目を背けたっていいよね。だって、Moratoriumだもの。

スピーカーをスピーカーユニットから作ってみた。

スピーカーの中身ってどうなってるんでしょう?

最近では100円均一でも売っていますが、少し不思議じゃないですか?

だって、ただの電流が振動となって音に変わり、僕の耳に伝わるんですよ。

 

電流が音に変わるその瞬間をみてみたいな、と思ったので作ってみました。

 

とはいえ、スピーカーを作るのはじつはとっても簡単なんです。

その気になれば5分から10分で音を出すまではできます。

本当に、簡単なんです。

f:id:moriyaman24:20151213223112j:image

 

 

 

では、作り方を紹介します。

 

まず用意するものは以下の4つです。

・エナメル線

・マグネット (100円均一にある。)

・ステレオケーブル (100円均一にもあるオスとオスのイヤホンケーブル)

・紙やすり (100円均一にある。)

 

あと、あればいいものとしては、ワニ口クリップとセロテープくらいだと思います。

 

f:id:moriyaman24:20151213223034j:image

 

と、そのまえに、スピーカーの原理について簡単に説明しますね。

と言っても、専門家でもない僕の理解なので、正しいとは限らないですが、

一応僕が調べた限り、こういうことなんだと思っています。

間違っていたら連絡ください。

 

スピーカーは基本的にはコイルと永久磁石でできています。

コイルに電気が流れると電磁石になります。

その電磁石が磁石の影響を受けて動きます。

電流は交流なのでそれに合わせて振動します。

その振動が空気を揺らして音になっているはず。

 

 

では、作り方に戻りましょう。

 

買った状態のエナメル線を絡まらないように、

くるっとセロテープで巻きます。

この時、エナメル線の両端は出しておいてください。

 f:id:moriyaman24:20151213231012j:image

 

そして、その次はエナメル線の両端を紙やすりで削ります。

 

削る理由としては、ご存知の方も多いと思いますが、

エナメル線というのは、導線の周りに被膜してあり、

その被膜を剥がさないと電気が通らないためです。

 

 

そして、そのコイルの中に磁石を置きます。

これで、完成です。

f:id:moriyaman24:20151212144246j:image

 

この次は、イヤホンジャックとの接続です。

コイルの端を下のように片方は端子の先に、もう一方を根元につけます。

この根元につけるためにワニ口クリップが便利です。

 

端子はオスとオスなので、もう片方はスマートフォンなどにつないでください。

 

ちなみに、イヤホンジャックの仕組みは、下の写真で説明すると、

右(根元)がマイナス、

真ん中が右用のプラス、

左(先端)が左用のプラスになっています。

それを、黒いゴムが絶縁しています。

こんなこと知らなくても正直何も困りません。

 

f:id:moriyaman24:20151213231716j:image

 

 

これで音が流れるはずです。

しかし、音が小さい、流れない場合もあると思います。

そんな時は磁石を適当に動かしたり端子の接続を確認したり、

もう一度磁石を動かしてみたりしてみてください。

小学校か中学校で見た磁束線のイメージで

磁力が強い場所がコイルに当たるように意識して置いてみると

すこしうまくいきやすいかもしれません。

 

また、音を大きくするには、磁石を強くする、コイルの巻き数を増やすなどの方法があります。

どうでしょう。

音は聞こえますか? 
これ、聞こえた瞬間の感動はなかなかすごいです。
「わぁ!聞こえた!」ってなりました。
電流が音に!
ほんと、ロマンがあります。
 

f:id:moriyaman24:20151212144241j:image

 
あとは、ちょうどいい場所で接着剤かセロテープかなどで適当な箱につけると、
こんなおしゃれなオリジナルスピーカーを作ることができます。
ただ、この〔¥200〕のシールがうまく剥がせていませんが笑。 
 
f:id:moriyaman24:20151213223121j:image

 
どうでしょうか。
 
 
あたりにありふれているスピーカーへの見る目も少し変わりますよね。
 
また、このスピーカーは磁石の置き方や箱の特性などで音のなり方も変わるので、
こだわる人はとことんこだわれます。
 
ぜひ、自分の納得のいくスピーカーを作ってみてください。
 
僕の作ったスピーカーの音を撮ってみましたので、是非聞いてみてください。
音質とかにこだわらなければ、何の支障もなく使用できるレベルだと思います。
 
 
 
 
 
 
ちなみに…。
実は、今回は簡単のためにコイルの作り方を書きませんでしたが、
下の写真のように、実際はコイルから作りました。大変でした。
そして気づきました。
買ったままでよかったんじゃないかと。 
そして、買ったままで作ってみると、
一応問題もなくできたので、ブログではこちらを紹介しました。
手先が器用な方はコイルから作ってみるのもいいと思いますよ。
 

f:id:moriyaman24:20151212144258j:plain

 
 
 
 
 
 
もう一つ言っておくと、市販のイヤホンやスピーカーなどは、
磁石がドーナツ型をしていて、その穴の中にコイルがあるという仕組みをしているそうです。
つまり、今回とは真逆ですね。
確かにその方がコイル周辺の磁力がより強くなりますね。
 
先人たちの知恵はすごいなぁ。
 
 
このあと、せっかく自分で作ったんだからと思い、適当に色々と遊んでいたのですが、
その中で作って面白かったのがこの開けるとならなくなってしまうスピーカーです。
磁石を蓋につけているので、開けてしまうと磁力が及ばなくなってしまい音が鳴らなくなるという単純な仕掛けです。
なんとなくわかっていても開けると鳴らなくなるのに驚いてしまう感じが、、、
楽しい( ̄(工) ̄)…。

 
 
 
【加えて念のため】
接続の仕方を間違えたり、コイルの巻き方が悪かったりするとプレイヤーが壊れる可能性があるようなのですが、たとえ本ブログを参考にされたとしても責任は負いかねます。全てにおいて自己責任でお願いします。